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分かりやすすぎる!歴史が嫌いな人のための『近代の世界情勢』物語

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歴史

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 20:52:14.78 ID:U0f8vYOQ0

【19世紀始め:東アジア】

清朝支那「平和すぎワロタwwwwwwwwwwwwwww」

李氏朝鮮「平和すぎワロタwwwwwwwwwwwwwwww」

江戸日本「平和すぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

※東アジア史とそれに関連しそうなヨーロッパ・アメリカ史を中心に適当に書いてく

※間違ってたり補足あったりしたらその都度頼む

「江戸の町並み」

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 20:56:54.78 ID:U0f8vYOQ0

【同じく19世紀始め:ヨーロッパ】

イギリス「ナポ公倒したら平和wwwwマジ大英帝国様大正義wwwwwwwwwwwww」

イギリス「むしろ暇すぎwwwwwwせっかく産業革命で工業化したのに使い道ナッシングwwwwwwwww」

イギリス「そうだ! アジアとかアフリカとかの未開の非文明地に売ればいいんじゃねwwwww俺天才wwwwwwww」

イギリス「んじゃさっそくアフリカ探検隊送りーのwwww中国やインドに商人送りーのwwwwwwwwwww」

ヨーロッパ大陸諸国「イギリスだけ抜け駆けとかふざくんなwwwww俺らも産業革命して製品売りつけんぞwwwwwwwwwwwww」

出典www.ne.jp

「産業革命」

4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:01:22.81 ID:U0f8vYOQ0

【ちょっと遡って18世紀末】

イギリス「おい中国wwwwお前もっと俺らとガンガン貿易しろよwwwwww」

清「だが断る」

イギリス「ちょwwwwwwww」

※1792年、イギリスは使節マカートニーを清朝皇帝乾隆帝に謁見させ交易の自由化を求めるが、却下される。

出典www.ne.jp

「乾隆帝とマカートニー」

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:06:44.10 ID:U0f8vYOQ0

【そして19世紀中頃】

イギリス「紅茶美味ぇwwwwwwwww」

イギリス「もっと輸入せなwwwwwwwwwwwwwwwwww」

※イギリスでは本国で紅茶の需要が増大、中国茶の輸入が急増していた。

イギリス「ちょいと清さんwwwwww俺らの綿製品も買ってくださいよwwwwww」

清「だが断る」

イギリス「そこをなんとかwwwwwwwwwww」

※イギリスの主な輸出製品は産業革命で大量生産が可能になった綿製品だったが、清では売れ行きが芳しくなかった。

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:14:06.90 ID:U0f8vYOQ0

イギリス「このままじゃ俺らの大切なカネ(当時の国際通貨は銀)がどんどん中国に吸い取られるwwwww」

イギリス「なんかあいつらが喜んで買いそうなもんねーのかな?」

※対清貿易の輸入超過で、イギリスの銀が大量に中国に流出していた。

イギリス「あ、わかった! 麻薬売りつければいいんだ!!」

※そこでイギリスは茶の対価の輸出品として、インドで生産されるアヘンを売りつけるようになる。

イギリス「インドで綿製品売って代わりにアヘン作らせる」

イギリス「んで中国にそのアヘン売りつける」

イギリス「俺らの手元には茶が残る!! これはうめぇwwwwwwwwwwwww」

※これが三角貿易である。

「三角貿易」

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:18:01.34 ID:U0f8vYOQ0

イギリス「ねーねーwwwww今とってもHOTな商品があるんだけど話聞いてかない?wwwww」

清「は? なに突然」

イギリス「これねー、『アヘン』っていうんだけどー、これ吸うとあら不思議! とっても幸せな気分になるの!wwwww」

清「なにそれすごい」

イギリス「これあげるからさー、代わりにお茶頂戴?」

清「し、しょうがねーな、ちょっとだけな?」

イギリス(計画通り)

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:20:15.76 ID:U0f8vYOQ0

【そんなわけで】

清「んほぉぉおおおおおおなにこれしゅごいいいいいいいい!!!!!!! ンギモッヂイイィィィイイイイイ!!!!!!!

イギリス(wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

イギリス「んじゃお茶は貰ってイキマースwwwwwwwww」

清「お茶なんかしゅきなだけ持ってってぇえええええええええええ!!!!!!!!!」

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:25:31.78 ID:U0f8vYOQ0

【1830年代】

清「もっとぉおおおお……おぐすりもっとぉぉぉ……」

イギリス「えーwwwwでもこれっぽちのお茶じゃ代金に足んないしーwwwwww」

清「銀ならあるからぁ! もっとおぐすりぃ!!!」

イギリス「しょうがないですねぇwwwwwはいwwwwこれが欲しかったんでしょwwwwwwww」

清「んっほぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!」

※1830年代に入ると中国のアヘン輸入量が茶の輸出量を上回り、中国から逆に銀が流出し始めた。

清「あへぇ~? おあんごぎもぢいいのぉおおwwwwww」

※その結果清の国内では銀の価格が高騰し、民衆にはアヘン吸引の害毒も深刻化していった。

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:34:47.13 ID:U0f8vYOQ0

清「……はっ!? 駄目だ……このままラリりまくってたらマジで駄目になる!」

清「アヘンの取り締まりを強化する!」

※清朝政府は早くからアヘンの吸引や貿易を禁止していたが1830年代末から本格的にアヘン密貿易取り締まりを強化した。

清「こんなものがあるからいけないんだ! 捨てろ捨てろ!!」ドボンドボン

※1839年、清朝は貿易港広州に欽差大臣(皇帝の全権代表的な役人)の林則徐を派遣して密売商人からアヘンを没収、廃棄させた。

イギリス「テメエ、うちの大事な商品に何してんだコラ!!!」

清「フヒヒサーセンwwwwww」

イギリス「おk、ぶっ殺す」

清「もう何も怖くない!wwwwww かかってこんかーいwwwwwwwwwwwwwwwww」

※自由貿易の実現を唱えたイギリスが中国に海軍を派遣。1840年、『アヘン戦争』が勃発。

「アヘン戦争」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:41:25.88 ID:U0f8vYOQ0

イギリス「大英帝国様に歯向かうとどうなるか教えてやんよwwwwww」デュクシデュクシ

清「中華は世界の中心なんだよ蛮族が!! ……げぶふぉっ!?」

※優れた兵器を持つイギリス軍に清軍は連戦連敗する。

イギリス「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

清「ちょ、あの、やめてください マジですんませんでした」

※1842年、清は敗北し、イギリスと不平等条約である南京条約を結んだ。

アメリカ「俺も俺もwwwwwwww」

フランス「俺も俺もwwwwwwwwwwwww」

清「わかりましたすいませんでした」

※その後、便乗してきたアメリカ・フランスとも同様な不平等条約を結んだ。

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:49:26.44 ID:U0f8vYOQ0

イギリス(でもせっかく戦争したのに思ったより儲からねーな)

清「ちくしょー……そのうちアイツらぶん殴って条約改正したるし!」

イギリス「おい! お前らうちの国旗を侮辱しただろ!」

清「……え? 言いがかりはよしt」

イギリス「ぶっころwwwwwwwwwwww」

フランス「俺も参加するしwwwwwwwwwwww」

清「ちょwwwwwwwwwwwwwwww」

※1856年、アロー号事件を口実としたイギリスはフランスと共同出兵してアロー戦争(第二次アヘン戦争)を起こす。

清「すいませんでした。マジで勘弁して下さい」

イギリス「wwwwwwwwwwwwwwww」

フランス「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

※1860年、さらに凄まじい北京条約が結ばれた。

「アロー戦争」

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 21:56:19.33 ID:U0f8vYOQ0

【その頃・18世紀中頃】

日本「え? アンタ誰?」

アメリカ「チーッス。文明国アメリカ様でーっす。開国しろ」

日本「いや、うち鎖国しt」

アメリカ「開国しねーと殺す」

日本「わかりました開国します」

※ペリーの来航を端緒として、日本が開国。

日本「開国したからには近代化して強くなんねーと死ぬな。あの大国清だって欧米諸国の最新兵器には敵わなかったんだ」

※明治維新と、その後の明治新政府の下で日本は近代化と強国への道を歩み出す。

※アヘン戦争での清の敗北は周辺諸国の中華文明圏からの独立と近代化を促したのだった。

「ペリーの来航」

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 22:02:30.88 ID:U0f8vYOQ0

※ちなみにアメリカが日本に来た頃(1853年)にイギリスやフランスなどのヨーロッパ諸国が何をしていたかというと、

イギリス「あ!? 日本!? 今それどころじゃねーんだよ!!!」

フランス「極東なんかにかまってる暇なんざあっかボケ!!」

サルデーニャ王国(後の統一イタリア王国の前身)「ロシアぶっころwwwwwwwwwww」

オスマン帝国「みなさんあざーっすwwwwwwwwwwww」

帝政ロシア「こいつら強えぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

※トルコのあたりでクリミア戦争(1853年~1856年)の真っ最中で、まともに日本にちょっかい出す暇が無かったのだった。

※最初に、当時は植民地政策にあんまり関心が無かったアメリカが来たあたり日本って幸運。

「クリミア戦争」

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 22:10:29.82 ID:U0f8vYOQ0

【クリミア戦争の後・アロー戦争のあたり】

ロシア「痛ってー……トルコのあたりから南下するのはしばらく無理かこれ……」

ロシア「……ん?」

清「…………ごふっ」 ←英仏にフルボッコにされてる

ロシア( こ  れ  は  チ  ャ  ン  ス )

ロシア「おいそこのお前」

清「えっ、ああはい何でしょう」

ロシア「お前んとこの領土で俺に近い部分よこせ」

清「……はい? 何言っt」

ロシア「 よ   こ   せ 」

清「……はい」

※ロシア、1858年のアイグン条約・1860年の北京条約で樺太対岸のあたりの領土をせしめる。

※んでウラジオストクが建設されたりしてる。

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 22:18:35.75 ID:U0f8vYOQ0

【明治新政府下の日本】

日本「台湾に出兵すんぞ!」(1874年)

日本「ロシアさん! 樺太と千島交換しましょう!」(1875年)

日本「琉球――いや、沖縄は日本の領土だ!」(1879年)

※日本は軍事力を整備し、活発に領土獲得活動を行なって西欧列強に肩を並べようとした。

日本「あとプロイセン=ドイツのを手本にした憲法発布してー」(1889年)

日本「イギリス議会を手本にした二院制の議会も開設だ!」(1890年)

※また内政面でも近代国家としての体裁を整えていった。

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 22:23:12.89 ID:U0f8vYOQ0

【その頃の朝鮮】

李氏朝鮮「うちは鎖国だ! 宗主国は世界の中心・中華たる清だけだ!!」

欧米諸国「おい開国しろよ朝鮮。清がアヘン戦争とかでボッコボコになったの見たろ?」

朝鮮「でも開国したくない! 絶対に!!」

※1860年代以降も、開国を迫る欧米諸国に対し李氏朝鮮はかたくなに鎖国を続けていた。

「李氏朝鮮」

1392年から1910年まで続いた朝鮮半島の最後の王朝

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 22:31:49.25 ID:U0f8vYOQ0

>>53
欧米諸国は産業革命で工業化しており、大量に作った製品が余っていたのでどこかに売りつけて金儲けがしたかったんです
でも鎖国してたら当然ほとんど貿易してくんないので、開国させたがったんです

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/13(木) 22:29:43.97 ID:U0f8vYOQ0

日本「おい開国しろよ朝鮮」

朝鮮「絶対やだ!!」

日本「ところでこの大砲を見てくれ……こいつをどう思う?」

朝鮮「すごく……大きいです……」

※1875年、日本の挑発に乗った朝鮮と日本が軍事衝突(江華島事件)。

朝鮮「うわらば」

日本「じゃ、港開いてね」

※翌年、不平等条約である日朝修好条規が結ばれる。

※なお、これは日本が開国時に欧米諸国と結ばされた不平等条約とよく似た内容であった。

▼外部リンク 出典元

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