歴史
■超盛り上がった甲子園
20日に東海大相模(神奈川)の優勝で幕を閉じた全国高校野球選手権大会
大会前は盛り上がりが危惧されたが、終わってみれば大盛況。観客数は昨年の85万3000人を上回る86万2000人
大会中、もっともTwitterで盛り上がった試合は、同日行われた決勝戦「東海大相模-仙台育英(10対6)」だった
特に盛り上がった3つの瞬間は、「6回裏・仙台育英佐藤選手の同点タイムリー」「9回表・東海大相模エース小笠原選手の勝ち越しホームラン」「9回裏・試合終了の瞬間」だった
■そんな中、1人の選手が注目を浴びている。それは「長谷部銀次」投手
・なんと「杉田玄白」の子孫!
中京大中京の控え投手、長谷部銀次は江戸時代の蘭学者・医師であった杉田玄白の子孫という家系
母方の先祖がつながっており、玄白を初代とすると9代目にあたる。当然のことながら、先祖や親類は一流学者だらけだ
チームに好投手の上野がいたため今大会では投球機会がなかったが、まだ2年生。ストレートの最速も140キロを超えており、今後が期待される左腕だ
・杉田玄白といえば「解体新書」
杉田玄白と言えば江戸時代の医師。同じく医師・前野良沢らとともにオランダの医学書を『解体新書』として訳出したことでよく知られています
1771年に江戸小塚原で刑死体の解剖に立ちあい,もっていたオランダ語訳の解剖書『ターヘル=アナトミア』との一致に感激し,同書の翻訳を決心
「解体新書」は日本医学史上に絶大な貢献をした
■これだけでもスゴイが、家系図で一際目を引く「乙骨太郎乙」の名前…
「乙骨太郎乙」は「おつこつたろうおつ」と読みます。
やはり目を引く。
他にも学者がたくさん。さらには、「よど号」のパイロットやらドイツ人やら…すごすぎ!
■「乙骨太郎乙」ってどんな人?
1842-1921 幕末・明治時代の洋学者、翻訳者
漢、蘭、英語を修得幕末でこれは相当頭がいい人だったのでしょう。
明治維新後は徳川家の家学沼津兵学校の教授となる。明治五年、新政府は大蔵省翻訳局を立て、太郎乙を同局教頭に任じ欧米先進の文献の翻訳と子弟の英語教育に当らせた
・「君が代」の歌詞の提案者ともいわれている人物だった!
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