歴史
4年に1度しか訪れない「2月29日」だけど…
2月29日は、閏日(うるうび)です。4年に1度の閏年には、2月28日の翌日に閏日として29日が入ります。・勘違いしやすいが、2月29日は「うるう日」。そして「うるう日」が存在する年のことを「うるう年」という。
近代の出来事だけでも、うるう年には歴史に残るような大きな事件が起きていたことがわかります。
・満州事変に関して、国際連盟のリットン調査団が来日(1932年)
1931年の満州事変に関して、国連の調査団が来日したのが1932年2月29日
1931年(昭和6年)、南満州鉄道が爆破される柳条湖事件が発生した。翌年、関東軍は清朝最後の皇帝溥儀を執政として満州国を建国した。同年3月、中華民国の提訴と日本の提案により連盟からリットン卿を団長とする調査団が派遣された
リットン調査団は1932年2月29日に来日、3月から6月まで、現地の柳条湖を初めとして日本、満州、中国各地で調査にあたった。・犬養毅政権の時代。
同事変と満州国を調べた結果、同国は日本のかいらい政権と断定。日本は国際連盟を脱退し国際社会から孤立する。
・米軍統治下の沖縄で「琉球政府」設立を公布(1952年)
1952年2月29日、米国琉球民政府は布令第68号「琉球政府章典」を交付。・この日、「琉球政府」設立を公布したことになる。
琉球列島米国民政府は琉球政府の上部組織であり、琉球政府に米軍の意向に沿った政治を行わせるための命令機関であった。・1972年(昭和47年)に沖縄県が日本に返還された際に消滅。
2日後3月2日に第1回の立法院議員選挙が行なわれ、4月1日には行政府、立法院、上訴裁判所の3つの機関からなる琉球中央政府というものが発足しました。
・日本初の実用衛星打ち上げ(1976年)
アフロ H2Aロケット打ち上げ – An H-2A rocket carrying Japan’s first spy satellites blasts off from the launching pad at Tanegashima Space Center on the Japanese southwestern island, about 1,000-km (625 miles) south … by 写真:ロイター/アフロ
今では目にする機会が多くなった、種子島からのロケット発射だけど…。日本の宇宙開発の歴史は意外と長かった
1976年2月29日にN-Iロケット2号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。・実用的な衛星が最初に国内から打ち上げられたのも「2月29日」。
人工衛星は予定の軌道に乗り、宇宙開発事業団は衛星の愛称を「うめ」と名付けました。衛星には電離層のデータを観測する装置が搭載されていて、日本で最初の実用衛星となりました。
そして約1年半のミッション期間が終了した後も観測データの取得を続け、1983年2月23日発生電力の低下により運用を終了しました。
・東京スカイツリー竣工(2012年)
東京の新しいシンボルが完成したのが、2012年の2月29日。
東京スカイツリーは2008年7月14日に着工し、
2012年2月29日に竣工しました。・意外な日に東京スカイツリーが完成した。
タワー建設中には、東日本大震災が発生しましたが、作業員は全員無事で、構造体への被害もありませんでした。・あの「3・11」を経ても、建設中のスカイツリーは無事だった。震災から約1年後、完成したのがこのスカイツリー。
▼外部リンク 出典元
【うるう年】あの事件も!? 4年に1度訪れる、2・29に発生した歴史的事件をまとめてみた