歴史
墳墓から人骨も発見 2014年11月13日
紀元前4世紀のアレクサンダー大王(Alexander the Great)時代の巨大墳墓から、人骨がみつかった。
骨の主は「このユニークな墓からうかがうことができる有力者」で、アレクサンダー大王のペルシャ人の妻ロクサーヌ(Roxane)や母オリンピアス(Olympias)、あるいは側近など、さまざまな臆測がなされている。
母 クラウディア・オリュンピアス Claudia Olympias
マケドニア王ピリッポス2世の4番目の妻であり、アレクサンドロス3世(大王)の母。妖女であったと言われている。
墓がアレクサンダー大王自身のものであった可能性は低いとみられている。
さらにもう一つのアレクサンダー大王時代の墓が完全な状態で現存していることが確認されている。場所はアレクサンダー大王の父である古代マケドニアのピリッポス2世の墓の近くだそうです。
Greece: mystery Amphipolis tomb prompts speculation
少し前にはスフィンクスの頭部が発見されていた
今までギリシャから見つかった墓の中では最大級のスフィンクスに守られた謎の墓が発見されました。内部には3つの部屋が存在しているようでロボットで調査中だそうです。
誰の墓かは今現在も明らかになっていない。考古学者らは2300年の間、略奪に合わなかった事は幸運な事だったとコメント。
ギリシャ北部マケドニア地方のアンフィポリスの同国最大の古代墓地遺跡で、大理石のスフィンクスの頭部がほぼ完全な状態で発見された。
大理石のスフィンクスの頭部
この墓地遺跡にある埋葬室の一つで見つかったスフィンクスは、高さが50センチ以上あり「赤色のマーク」が記されているという。
遺跡内部ではスフィンクスの翼の破片も発見されている。「スフィンクスの頭部は、これまでに発見されているスフィンクスの胴体部分に属しているものだ」と声明は述べている。
先に発見され頭がなかったスフィンクス。
復元を仮定した画像
同遺跡は8月初めに見つかったもので、その年代は、紀元前4世紀古代マケドニアのアレクサンダー大王(Alexander The Great)の時代にまでさかのぼるとされている。
数日前にモザイク画も発見
ギリシャ北部、古代ギリシャ都市アンフィポリス(現在のアンフィポリ)の遺跡の近くにある2300年前の墳墓で、若い赤毛の女神が冥界に連れ去られる場面を描いたモザイク床が発見された。
白、黒、青、赤、黄、灰色の小さなピースが数多く使われているこのモザイク画には、あごひげを生やした男が駆る古代の二輪戦車と、歩きながらその男を振り返って見ているギリシャ神ヘルメス(Hermes)が描かれていることが、これまでの発掘で判明していた。
▼外部リンク 出典元
アレキサンダー大王の墓?ギリシャ・アンフィポリス遺跡でモザイク画、スフィンクスの頭部に続いて人骨発見