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実は1冊の本ではない聖書

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歴史

聖書とは

聖人によって書かれた書物。聖経。聖典。
キリスト教の聖典。旧約聖書・新約聖書の総称。

「バイブル(聖書)」ということばは、ラテン語とギリシャ語の「本」という意味のことばから来ています。聖書は時を越えた、すべての人のための本ですから、まさにぴったりの名前であるといえるでしょう。聖書は他に類のない本です。

聖書は、1冊の書物ではない。

聖書は66巻の書物から成り立っています。

旧約は39巻、新約は27巻

聖書は2つの主な部分に分けられています。 旧約聖書と新約聖書です。

どのようなことが書かれているのか

ある人は、聖書のことを「神様の知恵の宝庫」と呼びました。

人間的な見方からすると、聖書は歴史書-神の歴史の書と言えます。

最初の部分は旧約聖書と呼ばれ、39巻から成っています。後半の部分は新約聖書と呼ばれ、27巻から成っています。ほとんどの種類の聖書には、最初にそれぞれの巻の名前をリストした目次があり、どの書もどのページから始まるのかが記されています。

その主題は一つです。その大きな主題は、キリストです。

聖書には、神様のみこころ、人間の状態、救いの道、罪人の運命、そして信者の幸せが書かれています。

旧約聖書にかかれていること

聖書は、天地の始まり(天地創造)からこの世の終わりまでを書いた世界の記録です。旧約聖書の一番初めの部分である創世記には、天地創造、罪が入りこんだこと、ノアの大洪水、そしてイスラエルの民の始まりが書かれています。次の出エジプト記からエステル記では、キリストが誕生する400年前までのイスラエルの歴史が書かれています。ヨブ記から雅歌には、すばらしい詩と知恵が書かれています。旧約聖書の最後にあたるイザヤ書からマラキ書までは、預言が書かれています。これらの巻では、イスラエルの現状と将来の出来事に関する神様からのことば、つまり預言が書かれているのです。

新約聖書にかかれていること

新約聖書は、まず、主イエス・キリストの生涯が書かれている四つの福音書で始まっています。使徒の働きは、キリスト教と教会が始まったときの様子と偉大な使徒パウロの回心を含めた、キリストの福音に出会った人の証が書かれています。ローマ人への手紙からユダの手紙までは、教会や個人宛の手紙です。クリスチャン信仰の偉大な真理や、クリスチャン生活に関する実践的な教えについて書かれています。黙示録は、将来の天と地と地獄で起こるべき出来事の一端が書かれています。

いつ・誰が書かれたのか

およそ40人の人間の別々の著者が貢献して、聖書は約1500年に渡って書かれました。

著者たちは王、漁師、祭司、政府の役人、農民、羊飼い、医師とさまざまです

一番古い書巻である「創世記」は紀元前1500年頃、一番新しい書巻である「ヨハネの黙示録」は紀元後100年頃に書かれました。

聖書の一致は、究極的に聖書にはただひとりの著者がいて、それは神であるという事実に基づいています。聖書は「神の霊感による」ものです(IIテモテ3:16)。人間の著者たちは、神の願われるとおりに書き、その結果は完全で聖なる神のことばだったのです(詩篇12:6、IIペテロ1:21)。

様々な身分や職業の人たちが、その人なりの色々な文学形式を使って書いた本の「集まり」であるわけです。このようなバラバラとも言える本のよせ集めが「1冊」の聖書として、66あるどの書巻もはぶかれることなく、また新たに加えられることなく、十幾世紀も保ち続けられて来たという事実は本当に不思議です。

もっと知りたい方は

▼外部リンク 出典元

実は1冊の本ではない聖書



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