歴史
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天才の名はジェロラモ・カルダーノ
16世紀イタリアの人。ルネサンス末期に活躍した人物です。
三次方程式の解の公式を導き出して、虚数を発見し、確率論の基礎的理論を確立した世界的にも有名な数学者です。
一流の数学者として知られる
「2次方程式の解の公式」(ax2+bx+c=0 に対し x = -b±√b2-4ac / 2a, ただしa≠0)、の間の3次方程式の解法を発見した
3次方程式の解を示す際にカルダーノが世界で初めて虚数の概念を導入しました。
数学以外にも無数の業績を残す
科学者としては磁気現象と電気現象の区別の確立、カルダーノの輪の発見。さらに発明家としてオートキー暗号の考案やカルダノ松明通信の考案も行っている。
腸チフスの発見者でもある。他にもアレルギー症の発見、ヒ素中毒の研究、痛風と発熱性疾患の治療法の確立などがある。
レオナルド・ダ・ヴィンチにも負けないルネッサンスの天才なのである。
しかし、そんな天才はギャンブル中毒だった…
GettyImages Photo by JUNKO KUBOTA/a.collectionRF / amana images
この遊びは長いことやってきた。チェスは四〇年以上、さいころは二五年ほど。
カルダーノは「賭博で負けこむと、妻の宝石やわが家の家具を質に入れた」と書いている
ギャンブルのためだけに確率論を創始
確率論について考えたのはカルダーノが人類初だという説もあります。
カルダノが確率を考え始めたのは,借金を返すためにギャンブルで勝とうと考えたからでした。
ギャンブルに関する手引き書も出版
この本には、どうやって相手をぺてんにかけるか、相手のぺてんをどうやって見破るか、その秘訣が書いてあったので、賭博師の手引書になった。
そんな彼が達した「ギャンブルの答え」とは…
カルダーノが数学に熱中したのは、ギャンブルの必勝法を探すためだったと言われる。そして彼はその「解」をこう語っている。
ギャンブラーにとっては
ギャンブルをしないことが最大の勝率をあげることになるこれは物凄い名言ですね…。
「ギャンブルに勝つには、ギャンブルをしないこと」
ギャンブルは胴元が最初に何%かをピンハネするので、必ず負けるようになっています。
たとえば宝くじは52%、競馬は25%、パチンコは20%といったように必ず胴元の懐に入ります。
期待するリターンがマイナスなので、勝てません。
ギャンブルをして儲けようと考えるのは良いことではありません。これは倫理的な問題ではなく、実益で考えたときの判断であります。
▼外部リンク 出典元
ルネサンスの天才数学者が導き出した「ギャンブルの必勝法」とは