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価値は2兆円以上!?300年前の沈没船の「財宝」が新たな争いを呼びそう

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■南米コロンビア沖で財宝を積んだ「沈没船」が発見された!

1708年に英国軍に沈められた財宝船、スペインのサンホセ号が300年の時を超えて発見されました

サンホセ号の捜索は、トレジャーハンターらにより数十年にわたって行われていた。その間、多くの沈没船が見つかったが、サンホセ号の沈没地点だけはこれまで不明だった

この度ついに発見された。「サンホセ」号を特徴付ける銅製の大砲に刻まれていたイルカが、特定のキーポイントとなった

11月27日に、今まで一度も調査が行われたことのない海域で発見された

専門家らは船をサンホセ号と特定。船は海底で横倒しになった状態という

・コロンビアの大統領は「人類史上最も価値がある発見」と大喜び

コロンビアのサントス大統領

コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領は5日発表した

大統領は「人類史上、最も価値ある発見物だ」と力説

海上で活動する調査チームのビデオ映像をツイッター上で公開した。海中に沈んだ遺産の発見や確認では最も偉大な事例の1つとも形容した

・財宝の価値は最大で「2兆円」以上!?

Photo by Photodisc / Photodisc

積んでいた財宝は、古文献などからの推定によると、金貨約1100万枚、プラチナ約2トン、大型収納箱約120個分のエメラルドをはじめとする宝石類…などとみられている

積んでいた金の延べ棒、銀貨や宝石類などの財宝の価値は最大で推定170億米ドル(約2兆900億円)との見方もある

1622年に現在の米フロリダ沖でハリケーンに遭って沈没した同じスペインの帆船「ヌエストラ・デ・アトーチヤ号」の財宝(約40点)が今年8月、競売にかけられ、合計約250億円で落札されている

サンホセ号の場合は、質量ともにこれを大きく上回っているため、もし競売となれば、文字通り天文学的な値がつくと予想される

■発見された「サンホセ号」とは?

米大陸の植民地で得た財宝の類をスペイン王フェリペ5世のもとに運ぶ船団の主船だったサンホセ号

スペイン継承戦争さなかの1708年6月、船を奪おうとする英艦隊との戦闘の末、同船はコロンビアのカリブ沖にあるロサリオ諸島近くの海に沈んだ

当時、欧州では、スペインの王位にフランスのブルボン家からフェリペ5世が迎えられたことをめぐって、「スペイン・フランス対英国・オランダ・オーストリア」の構図でスペイン継承戦争(1701~14年)が戦われていた最中で、スペインと英国は敵対関係にあった

同船は当時、船員600人を載せていたと推測されている

相当大きい船だったんですね。

沈没により、600人いた乗組員のうち、わずか数人の船員しか助からなかった

・財宝だけでなく、船にも「歴史的価値」がある

「今回の発見は、スペインによる新世界の覇権が揺らいでいる時代や乗船していた人々の生活や意思決定への理解に役立つ可能性がある。これら全てはわずかな遺物によって伝えられてきたものだ」

米スタンフォード大学考古学センターのジャスティン・レイドワンガー助教。

同助教は「大量の金貨を引き揚げることだけが重要なのではない。発見は文化的かつ歴史的にも極めて重要だ」と話した

■しかし、この「歴史的発見」が新たな争いを起こそうとしている

Photo by Chris Ryan / OJO Images

▼外部リンク 出典元

価値は2兆円以上!?300年前の沈没船の「財宝」が新たな争いを呼びそう



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