歴史
▼時代は17世紀
当時男の子は比較的自由に外で遊べるのに対し、女の子は自由に遊びに出ることが許されていなかった。
▼セイラム魔女裁判
1691年の冬のある夜、アメリカのマサチューセッツ州のセーラムの牧師の家に集まった子ども達は、タイテューバという名の西インド諸島からきた奴隷の女性を囲んで、未来を占う術を教えてもらっていた。
そのうち、子ども達はひきつけを起こし、体を痙攣させて異様な声をあげ始め、子どもたちは次々と村人たちが「魔女だ」と言い始めた。
彼女たちは次々とほかの少女たちをひきいれ、最終的には10人ほどになったという。彼らはみな20歳以下だった。
これがアメリカで最後の、しかし最悪の魔女裁判 「セーラム魔女裁判」の始まりである。
そのうち彼女たちがおかしな行動をし始めるようになる。
家の者が回復を願って神に祈ると、アビゲイルは耳を押さえ、エリザベスは悲鳴を上げて聖書を投げ飛ばすのだった。
村医者のグリッグスも首をかしげて、「悪魔に憑かれた」という始末だった。
▼開始された魔女裁判
牧師は黒人の使用人ティチューバを疑い、彼女を拷問し、ブードゥーの妖術を使ったことを『自白』させた。
魔女の疑いのあるものを裁判にかけるために判事が2人やってくる。
集会所が法廷に早変わりして、最前列に少女たちが座らされ、3人の尋問が始まった。
少女たちが、自分を苦しめる分身霊の名を叫ぶと、その人は逮捕された。その人が裁判で無実を訴えると、少女たちは発作を起こし、これを証拠に犯罪が確定するという型を取った。
▼魔女かどうかを判断する
▽実態のない証言
夢や幻視の中で、ある人物が悪魔の命令に従って魔術を行うのを見たという、告発者の主張に基づいている。
▽悪魔のしるし
黒魔術を使うのを見たとされる魔女の容疑者たちは、全身に「罪のしるし」をいれているという。 ~中略~ これが裁判官に提出されて、確かだと思われると、魔術にとりつかれている、悪魔と盟約を結んだといった罪に問われ、逮捕につながる。
▽魔女のケーキ
ブードゥー教の取調べでは、ライ麦と、魔女の邪悪な魔術に苦しんでいる少女の尿でできた魔女のケーキを、犬に食べさせる。すると、魔女だとされている者は痛みに叫び声をあげるはずだという。
▼外部リンク 出典元
ライ麦の病気が魔女裁判を引き起こした!? あまりにも理不尽すぎる【セイラム魔女裁判】